こたんじょうび(その2)

こたつちゃんが生まれたときの話。

妻は夜中から陣痛が始まっていたのですが、姉のたんこちゃんが寝ていたので朝まで我慢していました。
しかも僕にも知らせず・・・。
たんこちゃんはちょっとした物音でも起きて騒ぐので。


朝、僕がきいたときには既に陣痛は10分間隔程度だったと記憶しています。
とっくに病院に行かなくてはいけない状態。


すぐに行きました。

行って1時間くらいで生まれました。

たんこちゃんとは病院は異なります。
立ち会いました。

たんこちゃんの時の経験を活かし、妻の鼻をつまんだり、姿勢の指示をしたり・・・結構、指示(助言?提案?)をして、採用されました。
(鼻をつまむのは、妻の息が漏れるから)


生まれた後は僕は部屋の外に出されます。

廊下のベンチには、疲れ果てたよそのお父さんがグッタリとのびていました。

僕は控室へと向かい、持参した本を読む・・・ちょうどハリーポッターの最新刊が出たばかりで、読みたかったんです。
だって、部屋を追い出されたんだから、することないし。
(たんこちゃんはお家で祖父母とお留守番)


その頃、妻の方では、助産師さんなどが、
「お父さん、本読んでるよ。あんな人初めて」
と言っていたそうです(笑)